南郷どうぶつ病院のFIP治療
当院は北海道の動物病院の中でも、かなり早い段階から猫伝染性腹膜炎(FIP)治療を行って良好な成績を得ています。
①かかりつけの動物病院でFIPの可能性が高いといわれたが、具体的な治療方法の提案がなかった。
②FIPの可能性が高いと感じているが、かかりつけの動物病院が検査を進めてくれない。
③治療費が高い(100万円以上)ので、治療を行うか悩んでいる。
④FIP治療を行うなら、治療実績のある動物病院で行ってほしい。
⑤近隣の動物病院でFIP治療を行っていない。
①~⑤の一つでも当てはまる飼い主様は当院にご相談ください。
◯猫伝染性腹膜炎(FIP)
FIP治療の寛解率を上げる原因の一つは早期発見、早期治療です。WETタイプの平均余命は9日とも言われています。急いでください。
FIPとは?
- FIPを疑う症状とは?
典型的
①お腹が膨れてきた
②呼吸が苦しそう
③元気がない
④熱っぽい
⑤大きくならない(仔猫)
典型的ではないが、FIP発症時に認められる症状
⑥目が変
⑦ふらつく・痙攣発作
⑧下痢
⑨腸閉塞
その他 非典型的な症状は様々あります(まだ、はっきりしない)
参考画像は猫感染症研究会のABCDガイドラインを参考にしてみてください
ABCDガイドライン
動物病院の検査で認められる特徴的な検査結果
- ①発熱
②血液生化学検査 貧血(ヘマトクリット値) グロブリン血症、SAA上昇
③エコー・レントゲン検査 WETタイプであれば胸水、腹水。腹腔リンパ節の腫大(肉芽)
④WETタイプであれば、腹水胸水の色・濁り、腹水胸水の蛋白・A/G比 沈査細胞の直接鏡検(クィック染色)
以上の所見からWETタイプでは当日のモルヌピラビル投薬を目指します。⑤血液検査センターでの検査 蛋白分画、WETタイプなら腹水胸水のPCR。
⑥DRYタイプであれば、病変部や腸間膜リンパ節の細胞診検査およびPCRを行いFIP診断角度を上げていきます。
⑥今後、神経症状はMRIでの診断が中心になっていくと思いますが、費用、迅速性には課題があります。当院ではモルヌピラビルとレムデシビル による治療を採用しています。
当院の治療成績
- 2022年7月~現在(2024年9月)
15頭の治療を実施した。
現在まで全頭回復寛解条件を満たすのは13頭
寛解率は100%(13/13)
(当院の寛解条件は投薬終了後8週間症状の再発がない)(あくまで当院の2年間の実績であって、今後の治療成績を保障するものではありません。)
(文献報告等を参考にしても、90%以上の寛解は期待できる治療方法だと思われます。)南郷どうぶつ病院
- 住所
- 札幌市白石区南郷通16丁目北10−1
- 電話番号
- FAX番号
- 011-846-6999
- 営業時間
-
火から金曜日
9:00~12:00/17:00~20:00
土曜日
9:00~14:00
※受付は診察時間の30分前に終了
日・祝日 予約診療
- 定休日
- 月
専用駐車場が当院一階部分にあります